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山や平野に降る雨の大部分は集まって川となって流れ、海に下ります。 そして海の水は太陽エネルギーで蒸発して雲を形成し、再び雨となって降り注ぎ、自然環境を潤しつつ循環します。
このように自然界は太陽エネルギーで海水を淡水化するメカニズムを用意しているわけですが、近年こうした自然の営みとは無縁のところで、人工的に多大なエネルギーを使って海水を淡水化することが行われるようになりました。
水不足を暖和する方法として、こうした技術を採用することもやむを得ないのでしょうが、このような人工的そのもののやり方を採用する前に、私たちは天の恵みである雨水について、もっと積極的に利用することを考えるべきではないでしょうか。
雨水は蒸留水ですから、本来非常に清浄であり、私たちが水を利用しようとする場合、環境への悪影響無しに、最も少ないエネルギーで手に入れることの出来る水資源です。 こうした本来きれいな雨水が汚れる原因は、大気が汚染されている場合に空気中の汚染物質が溶解混入してくること、集水面となる屋根面や路面等に塵埃等が堆積、付着していることによるものですが、これらの汚染物質の大部分は降り始めの雨と一緒に流下してくることが分かっており、この部分を除去(初期雨水カット)することで、きれいな雨水をタンクに導くことが可能になります。
雨水は本来、1河川・湖沼、2地下水に次ぐ、いわば第3の水源として位置付けられるべきものであり、多大のエネルギーを必要とする海水淡水化や汚水再生利用を採用する前に、水問題解決の手段として、より広汎に利用されるべきものでありましょう。
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