セル型構造地下貯水槽
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貯留材を遮水シートで包んで形成する地下貯水槽の場合、遮水シートが持つ弱点を補って、いかにして水漏れの発生がない貯水槽を築くかが大きな課題となります。一般的に直面する第1の問題点は、地下埋設時の埋戻し等に伴って発生するピンホール問題にどう対処するかです。そして、第2の問題点は遮水シートとパイプの接合部分に発生する、応力集中による破損をどうやって回避するかということです。これらの問題を構造的に解決して完成したのが、セル型構造地下貯水槽です。セル型構造地下貯水槽の場合、外部遮水シートと内部遮水シートの2枚の遮水シートを使い、その間に耐圧保護板を配して貯水槽本体を形成し、ピンホール発生に伴う漏水を防止します。またその際、内部遮水シートで囲まれる貯水部から逆流防止弁を出し、外部から流下する雨水はこの逆流防止弁を通って貯水部に流入する仕組みになっています。即ち、内部遮水シートによって形成される貯水部は、外部からは完全に切離された独立構造体となっているため、応力集中の発生がないわけです。
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セル型構造地下貯水槽は次の特長を持っています
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| (1) |
貯水量1トンから数万トンを超えるものまで、規模を問わず構築可能で、形状も「浅くて広い」ものや「深い」ものなど、現場条件に合せて選択することができます。 |
| (2) |
短工期で建設可能であり、コンクリート製など従来のものに比較して、トータルコストを低減できます。 |
| (3) |
除塵管理桝と組合せることで、流下雨水中の99.5%以上のゴミ・塵埃を除去し、きれいな雨水を貯水できます。 |
| (4) |
耐圧性や耐震性に優れており、長期にわたり安定した保水機能を発揮します。 |
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基本構造
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"セル型"という名称の由来
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| 上記の逆流防止弁を経て雨水が流入する仕組みが、人体などの生体細胞が外皮によって護られ、内外圧力の変化で細胞内に水が出入りするのと似ていることから、このような名称を採用したものです。 |
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大規模地下貯水槽
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| 貯水量が数万トンと大規模になるような場合は、貯水部を幾つかに分割して、複数セルとして貯水します。 |
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施工例
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| 施工中の大規模地下貯水槽 |
施工中の中規模地下貯水槽 |
小規模なものは工場で組み立てて現場に搬入し、クレーンで吊り下ろす |
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貯留材の組立て
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| 貯留材の組立て |
シートの上に組立てられた貯留材 |
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ファミリーダム(FAD)
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| セル型構造地下貯水槽(CST)のうち、小規模なものを標準化してファミリーダム(FAD)と名付けました。FADには1t用、2t用、3t用の3種類がありますが、通常これらは、工場で組み立てて防水検査を行い、完成品をトラックで運んで現場へ搬入します。 |
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