2016年の方針

新規事業飛躍の年へ

〇貯留材アクアパレスの完成

開発に着手してから5年以上の歳月が経過し、試行錯誤が続いたが、幸い今般実施した貯留材アクアパレスの大型化改良をもって、開発はヤマ場を越え、優れた特徴を有するアクアパレスを完成することができた。構造材としての技術的裏付けとなる(公社)雨水貯留浸透技術協会の技術評価認定も、この3月1日付で再取得したが、当社にとってこのアクアパレスの完成が意味するものは大きい。これによって製品システムのすべての面で他を凌駕するオンリーワン技術が完成した。これを機に、自信を持って事業展開して行く。

また、当社はこの雨水事業に関しては、かねて海外市場にも積極的に目を向け、市場開拓に取組んできた。これまでに開発した主要技術は、国内のみならず海外にも特許出願等を行っており、貯留材アクアパレスについては、世界17ヶ国に特許出願し、商標登録している。展示会やホームページ等を通しての海外企業との交流も増えており、こうしたこれまでの活動の積み重ねの上に立って、今後、海外諸国への技術移転や輸出にも積極的に対応して行く方針である。

○他社とのコラボレーションの推進

国内および海外の両国にわたって事業を進める方針であり、このため他の多くの関連企業との協力関係を構築しつつ必要な施策を推進して行くこととしたい。