引続き雨水事業を中心として業容拡大へ
〇雨水事業をめぐる当社の事業環境
当該雨水事業は、次の理由によって伸長が確実視される。
① 当社は過去約20年間にわたり、この分野の技術開発に取組み、初期浄化装置をはじめ、各種の貯留&利用の機器・システムを完成してきた。その結果、当該市場が要求するほとんどすべてのニーズに応える準備が整っている。
② とりわけ雨水資源化の中核技術として位置づけられる貯留材「アクアパレス」につき、大型化のメドを得ることができた。その結果、既存の他社製品にはない製品性能に加えて、価格競争力の面でも遜色ないレベルとなり、今後の営業展開次第で急速なシェア拡大が可能になると見込まれる。
③ 当社の雨水貯留&利用システムは、このところ海外諸国からも関心が寄せられるようになってきており、今後の取組みを強化することによって、技術移転や商品・システムの輸出を具体化することが可能になると期待される。
④ 昨年3月の国会で「雨水利用推進法」が成立、国・自治体に雨水利用を推進するための施策が義務づけられたことにより、今後全国レベルで雨水利用のための施設が普及して行く機運にある。
〇組織の拡充
雨水事業の伸長に対応して、営業、技術、工務の各部門にわたって人員を補充し、組織の充実を図ることとしたい。
〇他社とのコラボレーションの推進
国内および海外の両面にわたって事業を進める方針であり、このため他の多くの関連企業との協力関係を構築しつつ必要な施策を推進して行くこととしたい。