2013年

・10月18日

福島第一原子力発電所における放射能汚染水対策につき、国際廃炉研究開発機構(IRID)を提案窓口として、政府が公募した技術提案に対し、当社の貯留材「アクアパレス」を使用して構築する完全防水型のシステムを提案。「福島第一原発の近傍において、良好な作業環境を整えて貯留ユニットの製作を行ない、完全防水を実現するプラスチック製軽量貯蔵施設」と題するこの提案は、その後、経済産業省に移管され、現在は同省の提案一覧の106番に掲載されている。

・10月11日

当社の貯留材「アクアパレス」(発明の名称:貯留複合体並びにこれを用いた貯留槽及び貯留浸透槽)の特許が登録となり、特許証が交付される。アクアパレスについてはシンガポールへの出願も登録となり今後、他の海外諸国についても随時、登録となる見通しである。

・7〜8月

福島第一原子力発電所における放射能汚染水対策を前提として、貯留材「アクアパレス」を使った貯留槽の、クレーンによる吊上げ実験を実施。その結果、容量50㎥までは、下からロープを回して吊上げ、安定した状態で移動できることが確認された。このことはアクアパレス槽が構造的に、高強度で優れていることを証明するものでもある。

・6〜8月

貯留材「アクアパレス」につき、世界各国に相次いで特許出願。出願国は日本をはじめ、中国、台湾、韓国、インド、オーストラリア、アメリカ、カナダ、ケニア、ナイジェリア、メキシコ、ブラジル、インドネシア、マレーシア、シンガポール、タイ、ベトナムの17カ国。

・3月

貯留材「アクアパレス」につき、(公社)雨水貯留浸透技術協会の認定取得。同協会の認定取得は「雨水分流除塵器・ぶんりゅうⅡ型」「セル型構造地下貯水槽」、「除塵管理桝」に続いて4件目。