2014年

・12月

JICAによるインドの調査事業が採択。当社提案の調査名は「水の需給ギャップを埋めるプラスチック製雨水地下貯留システムの製造販売事業調査」。提案の概要は「雨期に集中する雨水を長期間に渡って安全に貯水できる安価なプラスチック製地下貯留システムを普及させ、雨水の資源化を実現し、インドにおける水不足問題の解決に貢献する」こと。

・11月

先進的な防災技術実用化支援事業による助成金交付が決定。この事業ではアクアパレスの大型化改良にあたり、大型化し一部改良した製品システムについて、耐圧性能、耐震性能等の解析と実験を行い、アクアパレスのシステムとしての特性を明らかに、それによって安全な製品システムを市場に供給することを目的としている。また、この改良・実用化に続いて、アクアパレス槽の「先端的ユーザーへの導入」「展示会への出展」等についても、助成金を活用して普及促進を図ることにしている。

・8月

アクアパレスの金型製作に着手。

まずは模型によって、構造的な検討を実施。

・7月

アクアパレスの大型化改良につき「新ものづくり補助金」の交付が決定。新ものづくり補助事業(平成25年度補正中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業)に採択され、補助金の交付が決定。それを受けて、貯留材・アクアパレスの主要な6種の部材について、模型金型と本金型の製作に投資し、アクアパレスの大型化改良に本格的に取組む方針を決定。

・1〜4月

トーテツの雨水貯留&利用システムにつき、ブラジル、サウジアラビア、マレーシア、韓国、インドなどから相次いで問合せが寄せられる。こうした動向に合せて、海外向け資料「Construction of Rainwater Storage System」を作成し送付する。今後、技術移転を含め、積極的に海外展開を図って行く方針。

・3月27日

懸案だった「雨水の利用の推進に関する法律」(雨水利用推進法)が3月27日開催の国会で成立し、4月2日に公布となった。雨水貯留&利用の事業に取組んでいる当社にとっても、追い風となることは間違いなく、これを機に一層積極的に事業展開を図って行くこととしたい。

・3月1日

第38回水環境シンポジウムが、東京港区芝の建築会館ホールで開催された。今回のテーマは「雨水活用からはじめる水循環系の再生—雨水活用技術規準の策定に向けて—」で、日本水フォーラムの竹村公太郎氏による基調講演に始まって、パネルディスカッション等が行なわれた。

・2月19日

環境新聞に当社の雨水事業に関する紹介記事が掲載される。同紙一面に掲載されたこの記事のタイトルは「雨水貯留で海外展開」「今春にも協会設立」となっている。