一つの原因は、降雨量が年によって異なるなど不確定要素が大きいことで、その結果、水利用計画に乗せ難いという問題があります。そしてもう一つの問題は、この面で実効性の有る有望な技術が存在しなかったことがあると言えるでしょう。そうした中で、これらの問題解決につながるものとしてトーテツは、雨水を容易かつ大規模に貯水可能な『セル型構造地下貯水槽』を完成しました。また、同時にこうした貯水槽の中に汚染物質を極力入れない『初期浄化』の技術も完成しました。少ない建設コストで大規模な貯水槽を構築し、一年間に降る雨の大部分を収納し、しかも、きれいな雨水が得られるわけで、トーテツが完成した一連の技術は、雨水を資源として本格的に利用し、水問題の緩和・解決に役立つ道を開いたと自負しています。