特長

遮水性が完全です。
弁体が凸レンズのような円盤状球面であり、弁座は凹レンズのような受け皿となっているため、弁体と弁座はどの位置でも環状の接触を保つことになり、弁体の弾性と相まって遮水が完全です。
低水頭差(負圧20mm)で始動し、排水量が大です。
例えば水頭差80cmで、F-100・YS-100 の場合 4.60リットル/sec,YS-150 の場合 6.75リットル/sec です。
耐久性に優れています。
構造が簡単(弁体が支点を持たない円盤状球面体)で、部材は耐蝕性に優れた材料を使用しているので、耐久性は抜群です。
メンテナンスが可能です。
施工後には、天蓋を取り外すことによって、内部の掃除や弁体の補修,交換が出来ます。
(但し、YS-100は不可)

F-100 YS-100 / YS-150

【NEW : 後付タイプ】P100 / P100S

F-100

使用区分

F-100型は、底盤に完全同面(フラット)に敷設可能にしたものです。

材質

天蓋 ポリエチレン
フィルター 不織布
弁筐 アルミ合金
本体・弁座 ABS樹脂
弁体 合成ゴム
弁錘 アルミ合金

・接続管(φ100パイプ)

F-100

YS-100

使用区分

標準タイプのアンダードレイナーです。
通常の開水路,調整池等でご使用下さい。
※ 弁筐がプラスチック

材質

弁筐 ABS樹脂
本体・弁座 ABS樹脂
弁体 合成ゴム
弁錘 アルミ合金

・接続管(φ100パイプ)

YS-100

YS-150

使用区分

F-100型は、底盤に完全同面(フラット)に敷設可能にしたものです。

材質

弁筐 アルミ合金
本体・弁座 ABS樹脂
弁体 合成ゴム
弁錘 アルミ合金

・接続管(φ150パイプ)

YS-150

新製品<後付型> P-100 P-100S

使用区分

P-100・P-100S型は、底盤に完全同面(フラット)に敷設可能にしたものです。

材質

天蓋 ポリエチレン
フィルター 不織布
弁筐 アルミ合金
本体・弁座 ABS樹脂
弁体 合成ゴム
弁錘 アルミ合金

・接続管(φ100パイプ)

P-100,P-100S

構造図・設置図

P-100,P-100S構造図・設置図

施工方法

1.水路底盤に弁座が残っている場合

弁座が残っている場合は、新規に取付ける底面を平らに成るように処理して ください。弁体を入れP-100の弁座を外し、ゴムパッキンとアルミ合金頭部を アンカーボルトで固定します。(図-1)

2.水路底盤に弁座が無く、立ち上がり管がある場合

水路底盤を削りP-100Sを立ち上り管に差し込み、ゴムパッキンをセットして、 アンダー本体をアンカーボルトで固定します。(図-2)

3.水路底盤にコンクリート穴のみの場合

新規取付け部を平らに成るように処理してください。ゴムパッキンを敷きP-100を 取付けアンカーボルトで固定します。(図-3)

施工方法
水頭差と排水量の関係(アンダードレイナー)

浸透水の多い地帯に作られた水路構造物においては、水路内の水位が急速に低下した場合、側壁の水抜孔からの排水だけでは不十分で、浮上破壊を起こす危険が有ります。

このような場合、集水管を底盤下部に敷設して、速やかに地下水を排出し外水圧を低下させる必要が有ります。

アンダードレイナーを用いることにより、外水圧を低下させるとともに逆流防止弁により、用水の損失を防止することができます。

設置間隔の目安
流れ方向 50〜100m
横断方向 水路巾
5.0m以下の場合 1列
5.0m超の場合 2列以上

使用例※ 使用方法等についての詳細は、別冊の技術資料,施工図集をご覧ください。

F-100 施工図
YS-150 施工図